シリコンウェーハ業界の様子Industry
シリコンウェーハ業界のこれまでとこれから、世界のシリコンウェーハ事情など。
シリコンウェーハを取り巻く世界やGWJのこれからの展望を紹介します。
シリコンウェーハは日本が牽引
シリコンウェーハは、半導体デバイスの製造において、最も重要な素材。GWJも含めて、世界で使われているシリコンウェーハの約6割が日本製です。
シリコンウェーハの製造には、高度な技術が必要とされます。日本は、それにこたえる世界トップレベルの技術力を誇ります。
シリコンウェーハ製造は日本のお家芸
シリコンウェーハの製造工程、その全てが職人技。シリコンウェーハは一見するとただの鏡のような板に見えますが、とても清浄で、平坦な表面が求められます。
清浄度は、シリコンウェーハを東京ドームに置き換えると、ドーム内に10µm(*1)(マイクロメートル)の小麦粉の粒が20粒以下であることが求められます。
平坦度は、シリコンウェーハを東京ドームに置き換えると、高低差が10μm(マイクロメートル)の毛細血管2本分以下でなければなりません。
このように厳しい規格を要求されるシリコンウェーハ製造は、いわば日本のお家芸です。
シリコンウェーハは、私たちの生活の中に
シリコンウェーハは、スマートフォンやパソコン、カメラ、家電といった身の回りの電子機器から、自動車や鉄道、エレベーターといった社会インフラを支える産業機械に至るまで、実に幅広い分野で使用されています。
今後は、IoT(*2)やAI(*3)の進化、まだ知らない新しい技術の登場により、半導体デバイスの応用範囲は、さらなる広がりが期待されています。
半導体デバイスの進化の根幹を成しているのは、GWJの技術です。
この重大な責任を私たちは強く認識し、お客様に安心して使っていただける製品供給を通じて、豊かな社会と地球環境の保全、持続可能な社会の実現に取り組んでいます。