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ノウハウが凝縮された装置を内製

学生時代は、シリコンウェーハ上面に光が通る回路を作成することによって、マイクロホン^(*1)として利用するための研究に取り組んでいました。就職活動時は、地元の企業であること、装置関係の仕事ができること、に重きを置いていましたが、決め手はMBO^(*2)により新たな挑戦をしようとしていた会社の姿勢ですね。現在は、シリコンウェーハを製造するための装置設計、開発および改善に関する業務として、各種装置の自社開発に携わっています。結晶育成に関わるメンバーと協力し、より使いやすく優れた装置とすることを目指す仕事です。

新たな装置開発に向け、日々勉強を怠らない

私が開発に関わった装置に不具合が出て、生産ラインが止まってしまった失敗経験があります。こうした失敗を貴重な経験と捉え、同様の事象を防ぐために活用すること。また、装置の開発や改良には、万一の不具合を想定した準備が重要であることを学びました。新しい技術や装置開発などに携わる際は特に、毎日が勉強となります。わからない点があれば調べ抜き、新たな知識や情報を得ていきます。そうして「解決」していく仕事であるところに、達成感ややりがいを感じています。

受け継ぎ、築き上げた技術を、伝承していく

技術力を磨き、知識や経験を積み上げていくことで、同僚はもちろん、他部門の皆さんからも頼りにされる存在になりたいと考えています。そして、蓄積した知識や経験は、後輩となる皆さんに積極的に伝えたいと思います。
シリコンウェーハ製造のための装置開発や改良には、さまざまな部門メンバーの協力が不可欠です。今後も連携を深めながら装置の安定稼働を目指し、設計、開発、保全、改良などに力を尽くしていきたいと考えています。

「世界に一つしかない装置」を生み出す達成感

製造担当、設備担当、生産管理担当など、装置開発や改良に関わる部門の皆さんと意見を言い合える当社の環境には、とても魅力を感じています。優れた設備、使いやすい装置を目指すモチベーションにもなっています。シリコンウェーハの素となる「結晶」の育成に関わる装置や設備をはじめ、当社には自社開発している装置類が多数あります。どれも、外には出せないノウハウの塊です。「世界に一つしかない装置や設備」の開発に関わる仕事のやりがいを、皆さんと分かち合いたいと考えています。

※所属部署・役職は取材当時のものです。